「初期設定系システム変数」の記事一覧

滑らかなズームをやめたい

オートキャド(AutoCAD)を使って図面を書いている際に、画面をズームしたり移動する機会は非常に多いです。

マウスに付いているホイールを奥に向かって回転させればズームインに、手前に向かって回転させればズームアウトに。

ホイールを押しながらマウスを動かせば、紙を自分の手で掴んで動かすような感覚で画面移動が。

それぞれの操作は非常に直感的であり、オートキャド(AutoCAD)を知らない人にでも操作が出来ます。

だから今やこの機能を使わない人は皆無なんじゃないか、というくらいに広まっている機能です。

そんなホイールが持っている機能のひとつとして……

ホイールボタンをダブルクリックすると、オブジェクト範囲のズームコマンドになる、という機能はご存知だと思います。

これも図面を書く際には何度も使うことになる機能で、なかなか使い勝手の良い機能です。

ただ、最近のオートキャド(AutoCAD)では、オブジェクト範囲のズームをするとやたらと滑らかにズームイン・アウトするんですよね。

今回紹介するシステム変数は、そんな滑らかなズームイン・ズームアウトを止めたい方にお勧めの設定です。

ハッチングと線のピッチが違う

前回はオートキャド(AutoCAD)の図面中で、基本単位をコントロールするシステム変数を紹介しました。
MEASUREINITは新規に図面を書く際に、基本単位をメートルにするかインチにするか。
一方MEASUREMENTは、既に図面を作図している途中で、基本単位をどちらにするか。
同じシステム変数に統合しても良いんじゃないかとか思いますが、現状は二種類あるのでセットで設定しておきましょう。
と言っても、設定を変えることで具体的に何が違うのか、そして実際の業務でどんな影響が出るのか。
それが分からずにぼんやりしていると、こんな細かいシステム変数を知る気にすらなりませんよね。
ということで今回は、この設定が食い違っていることで、どんな状態になるのかを簡単に紹介します。

メートルとインチを切り替える

図面を構成する寸法というか、図面の基本単位には「メートル」と「インチ」の2種類存在する。

前回はそんな内容の話をしました。

オートキャド(AutoCAD)は世界各国で使われているCADですから、そのどちらの単位にも対応しています。

だから単位をコントロールするシステム変数がある、ということで、今回はそのシステム変数を紹介します。

ただ、私は日本人なのでメートル単位の図面しか書いたことがありません。

システム変数を紹介することは出来ますが、具体的にインチ系の単位でどのように図面を書くのかを説明することは出来ません。

そこはちょっとスミマセンが、自分でやったことがない事を説明するのは「受け売り」なので、それはやらないでおきます。

基本単位の違いを知る

オートキャド(AutoCAD)を使って図面を作図する際には、たくさんの寸法を記入することになります。

何度か書いていますが、寸法が全く記入されていない図面は単なるイメージでしかありません。

その図面が細かい部分を表現していればいるほど、記入される寸法は多くなっていくはず。

例えば図面中に「500」という数値が記入されていたら、それは500ミリメートルという意味です。

つまり50センチメートルですね。

身長などの表現を見れば分かるように、センチメートルという単位の表現は日常ではよく使います。

しかし、私が書いている図面の世界ではセンチメートルは使わず、ミリメートルで表現するのが一般的です。

これはその図面のジャンルによって違うかも知れませんが、建築関連の図面では基本的に「ミリメートル」ですね。

これは図面を見る際の大前提です。

「500」と書かれている寸法が、ミリメートルなのかセンチメートルなのかで大きさに10倍の違いが出ますから。

図面は大きさを説明する手段なのに、そんな基本的な単位で躓いていると、使いにくくて仕方がないですよね。

他にもこれと同じような話が幾つかありますので、今回は図面の単位を取り上げてみたいと思います。

ダブルクリック編集の有無

オートキャド(AutoCAD)の初期設定では、目的の要素をダブルクリックすることで設定変更画面を呼び出すことが出来ます。

それを「ダブルクリック編集」と呼びますが、設定によってはその機能を使うことが出来ない場合があります。

私が好んで使っている設定も、ダブルクリック編集が出来ないようになっていますが、それは多分少数派。

通常であれば、やはりこの便利な機能を使えるようにしておいた方が良いと思います。

ということで、今回はダブルクリック編集が出来なくなる原因について色々と考えてみたいと思います。

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