ハッチングを鏡像化する際に
こちらが指定した範囲の中を、指定した柄というかパターンで綺麗に塗ってくれる便利な機能、ハッチング。
この機能がどれだけ便利で有り難い機能なのかは、昔自分の手で図面を書いていた方であれば分かると思います。
こちらが指定した作業内容をただひたすら繰り返すとか、そういう種類の作業はCADの得意分野です。
人間の手でももちろん出来ますが、速さと正確さという2点において、人の手はCADに敵いません。
CADの得意分野なんだから、人は別にCADと勝負をするなどしないで、黙ってやってもらった方が楽ですよね。
そんな便利なハッチング機能ですが、CADが自動的にやってくれる状況にするまでの作業は、もちろん人間の役目。
ハッチングというのは色々な事が出来るかわりに、設定の数がやや多めになっています。
オートキャド(AutoCAD)を使う側としては、それらの設定を上手に使って、ハッチングを自由自在に扱いたいものです。
今回はそんな設定のひとつ、ミラーコマンドでハッチングを鏡像化した際の表示をコントロールするシステム変数を紹介します。