このカテゴリでは、オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）の寸法に関するシステム変数を紹介していきます。
文字のカテゴリでも同じような事を書きましたが、またここで同じような話をしてみると……
図面を構成する要素の中でも、特に「寸法」という存在は非常に重要な役割を担っています。
文字と並び、寸法は図面の中で絶対になくてはならないもの、というくらいに重要な要素なんです。
だから、そんな寸法の設定を色々と変更してくれるシステム変数は、覚えておいて損のないものだと言えます。
このカテゴリに書かれている設定を覚えておき、オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）で図面を書く作業をスムーズにやっていきましょう。
ということで……
寸法の重要性について簡単に説明をする前に、まずは「図面って何の為に書くのか？」を考えてみましょう。
それが分かれば、寸法がどれだけ重要な要素であるのかが、自然に納得出来ると思います。
■そもそも論を考える
さて。
オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）は図面を書く為の道具ですが、そもそも図面は何の為に書くのか。
これを今回は考えてみる訳ですけど……
かなり根本的な話ですよね。
そう言えば、という感じですけど、ここまで根本的な話になってしまうと、普段はあまり考えたりしないものです。
毎日オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）を使って図面を書いて、それで報酬をもらっているというのに。
オートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）と図面のプロであっても、そこはもういちいち考えない部分みたいです。
私としてもちょうど良い機会のようなので、ここで私のゴハンのもとである図面についてじっくりと考えてみます。
こういうのは、誰かに説明をしようとする以外では、あまり考えないことなのかも知れませんね。
そういう意味では、このサイトでオートキャド（ＡｕｔｏＣＡＤ）に関する記事を書くというのは、私にとって大きなメリットです。
だって、プロであってもあまりじっくりと考えないようなことを、わざわざ考える訳ですから。
情報発信をするというのは、自分の中の知識を整理することが出来る、という効果があるんですね。
■何の為に図面を書くのか
図面というのは基本的に、どこかにある場所、もしくはどこかにある物を、紙の上に表現するものです。
その対象になる物とは何か？
もちろん建物でも良いですし、機械でも良いですし、車でも地面であっても、その対象に含まれます。
建物の図面、機械の図面、車の図面、そして地面の図面というのは地図のことを指します。
それらの対象を、実際にその物がない場所でも詳しく知ることが出来るように、図面という形で表現をするんです。
しかし、今ここにない物をどうやって図面として表現するのか？
というと、まあ当然のことですけど、紙の上に絵を書いていくことで表現するしかありません。
そんな、紙の上に書かれた絵を「図面」と呼ぶんです。
ここまでは良いですよね……って、前置きだけでなんだか長くなってしまったので、次回に続きます。
結局寸法の話が全然出来ませんでした。
