OSMODEに入る数値の法則

オートキャド(AutoCAD)を使って作図をするには、オブジェクトスナップ機能が欠かせません。
ということで、前回はオブジェクトスナップの点をコントロールするシステム変数を紹介しました。
ただ、そういうシステム変数がありますよ……という話で終わってしまい、具体的な説明は「続く」でした。
今回はその続きということで、このシステム変数「OSMODE」がどんな設定なのかを具体的に紹介します。


■OSMODEの設定
システム変数「OSMODE」には、ひとつの数字が保存されていて、その数値が幾つかによって設定が切り替わります。
まあ大抵のシステム変数はそういう切り替え方法を持っている訳ですけど、このOSMODEは少し変わっています。
というのは、通常のシステム変数のように「ON」と「OFF」の切り替えだけでは済まないから。
その為、通常の「0又は1が入ります」という設定ではなく、結構大きな数値が入る場合もあります。
「結構大きな数値も入る」とは言ったけれど、実際そこにどんな数値が入るのでしょうか。
もちろん、OSMODEの設定はオブジェクトスナップでどの点をピックするかによって決まります。
具体的に言うと、以下のスナップ点に対応する数値ですね。
また、スナップ点は複数選択することが出来ますから、複数の場合はそれらの数を合計した数値になります。
0 NON[解除]
 
1 END[端点]
 
2 MID[中点]
 
4 CEN[中心]
 
8 NOD[点]
 
16 QUA[四半円点]
 
32 INT[交点]
 
64 INS[挿入基点]
 
128 PER[垂線]
 
256 TAN[接線]
 
512 NEA[近接点]
 
1024 すべて解除
 
2048 APP[仮想交点]
 
4096 EXT[延長]
 
8192 PAR[平行]
 
数値の考え方は二進数になっているので、どのような組み合わせになったとしても、合計の数値がダブることはありません。
例えば……
端点だけを選択するのなら「OSMODE=1」
端点と中点を選択するのなら「OSMODE=3(1+2)」
中点と垂線を選択するのなら「OSMODE=130(2+128)」
という具合に、合計した数値だけを見れば、オートキャド(AutoCAD)はどの点をスナップにしたいのかが分かるんです。
なかなかよく考えられている、とか最初は思ったんものです。
でも実際に自分でやってみると、この数値の合計作業は意外に面倒なものなんですよね。
とは言えこれを毎回入力して切り替えるなんて、手間がかかりすぎて絶対にお勧めはしません。
これらを踏まえて、基本的には何を使うのか、そして実際に使うとしたらどんな使い方をするのか。
それを次回に詳しく説明したいと思います。

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